タイの法人登記でわかること

タイ探偵

タイの法人登記でわかること

REGISTRY 相手の会社を、確かめる

「会社をやっている」「役員をしている」「タイで事業を広げている」。取引や投資、結婚の話の中で、相手がこう語ることがあります。その言葉が本当かどうか。ここは、確かめられます。

タイの会社は、登記されています。誰が作り、いつ設立され、誰が役員に名を連ね、いくらの資本で始まったか。こうした情報は公の記録として管理され、誰でも取ることができます。相手の同意は要りません。

つまり、相手が語る会社の話は、想像で受け取る必要がありません。記録と突き合わせれば、実在するのか、いつからあるのか、話の通りに動いているのかが見えてきます。このページでは、タイの法人登記から何が読めるのか、そして登記だけではわからないところをどう補うのかを説明します。

REGISTRYタイの法人登記という記録

タイでは、会社を作るときに登記をします。日本の法務局にあたる役割を、タイでは商務省の事業開発局が担っています。ここに、国内の会社の情報が集められています。

登記された情報の多くは、公開されています。会社の名前と登録番号、設立の日、事業の目的、資本金、役員、株主の構成。こうした基本の情報は、手数料を払えば誰でも取ることができます。相手に知られることも、相手の同意も必要ありません。会社という存在が、そもそも公に登録されるものだからです。

日本の会社の登記事項証明書を思い浮かべてください。あれと同じ性質のものが、タイにもあると考えてよいです。個人の過去を確かめる書類とは、ここが大きく違います。会社の情報は、初めから開かれています。だから、相手が語る会社の話は、遠慮なく記録で確かめられます。

WHAT登記から、何が読めるか

登記を取ると、相手が語る会社の話が、どこまで本当かが見えてきます。読めるのは、たとえばこうしたことです。

  • その会社が実在するのか、登録番号を持って動いているのか
  • いつ設立されたのか。話にあった実績と、設立の時期が釣り合うか
  • 誰が役員なのか。相手の名前が、本当にそこにあるのか
  • 資本金はいくらか。語られる事業規模と、釣り合っているか
  • 株主は誰か。実質的に会社を握っているのは誰か

「自分の会社だ」と言う相手が、登記のどこにも出てこない。設立が先月なのに、何年もやってきたように話す。資本金はわずかなのに、大きな取引を持ちかけてくる。こうしたずれは、記録と照らし合わせて初めて見えます。相手の言葉だけを聞いていても、気づけません。

登記で確かめること読み取れること
会社名・登録番号その会社が実在し、登録されているか
設立年月日語られる実績と設立時期が釣り合うか
役員相手が本当にその会社の役員か
資本金事業の規模と釣り合いが取れているか
株主構成実質的に会社を握っているのは誰か

SIGNAL登記の見え方から、危うさを読む

登記は、実在の確認だけに使うものではありません。その見え方そのものが、相手の危うさを教えてくれることがあります。数字と名前の並びに、いくつかの合図が出るからです。

たとえば、資本金が最低限のまま何年も動いていない会社。事業を広げていると語るわりに、届け出上の規模がずっと変わらない。名目だけがあって、中身が伴っていないことがあります。

役員に、事業と関わりのなさそうな名前が並ぶこともあります。タイでは、外国人が会社を持つときにタイ人の名義を借りる形が取られることがあります。登記上の役員が、実際に会社を動かしている人と一致しない。誰が本当の持ち主かを見極めるには、株主構成まで読む必要があります。

設立からの時間も合図になります。話を持ちかけてくる直前に作られたばかりの会社。取引や出資を急がせる相手の会社が、ごく最近の設立だった。こうした符合は、記録の日付を見て初めて気づけます。

ひとつの数字だけで結論は出しません。設立時期、資本金、役員、株主。これらを合わせて見て、語られている話と釣り合っているかを読みます。釣り合わないところがあれば、そこを現地で確かめにいきます。

LIMIT登記でわかること、登記だけではわからないこと

登記は強い記録ですが、万能ではありません。紙の上に書かれているのは、届け出られた情報です。その会社が今日も実際に動いているかどうかまでは、書かれていません。

登記上は立派に見える会社が、事務所に行ってみると看板もない。従業員がいない。届け出の住所に、別の会社が入っている。逆に、登記は小さくても、現地では人が働き、取引が回っている。こうした紙と現実のずれは、登記を見るだけではわかりません。

だから当社は、登記で読んだことを、現地で確かめます。届け出の住所に事務所が実在するか。人が出入りしているか。相手が語る取引先と、実際のつながりがあるか。記録から立てた見立てを、足で裏づけます。登記は出発点で、そこから先は現地が答えます。

この二つを合わせて、初めて「この会社は話の通りに動いている」あるいは「登記はあるが、実体が見えない」という判断ができます。片方だけでは足りません。記録と現地、両方を持って、依頼者が判断できる材料にします。

JAPAN日本側の会社情報と、突き合わせる

相手が日本にも会社を持っている、あるいは日本の会社と取引していると語る場合、話は日本側にも広がります。日本の法人情報も、公開されているものが多いからです。

日本の会社の登記事項は、誰でも取ることができます。いつ設立され、誰が代表で、資本金がいくらか。本店がどこにあるか。相手が「日本の会社ともつながっている」と言うなら、その日本側の会社が実在し、話の通りに動いているかを確かめられます。タイ側の登記と突き合わせれば、日タイをまたいだ相手の姿が、より立体的に見えてきます。

日タイの両方に会社を構えている、と語る相手ほど、片方だけを見ていては全体が掴めません。タイで確かめたことと、日本で確かめたこと。これを一つの報告書にまとめれば、相手の事業の実像が、両国の記録に裏づけられた形で残ります。

当社は、この日タイ双方の確認を、同じ窓口でお受けします。報告書は日本語で、そのまま日本での判断や話し合いに使える形で作成します。

FAQよくあるご質問

相手の会社が実在するか、確かめられますか。

確かめられます。タイの法人登記は公開されていて、会社の実在、設立の時期、役員、資本金といった基本の情報は、相手の同意なく取ることができます。相手が語る会社の話と、記録が合っているかをお示しします。

相手が会社の役員だと言っています。本当か確かめられますか。

登記には役員の情報が載ります。相手の名前が本当にそこにあるか、名目だけの役員なのか、実質的に誰が会社を握っているのか。株主構成まで合わせて読めば、見えてきます。何を心配されているかを伺えば、どこまで確かめられるかをお示しします。

会社の売上や取引の中身まで、わかりますか。

売上や取引の細かい中身は、登記には載りません。ただ、登記から立てた見立てを現地で確かめることで、その会社が実際に動いているか、話の通りに取引があるかは見えてきます。どこまで確かめられるかは状況によりますので、まずはお話を伺ってから判断します。

調べた結果、問題がなかったら費用は無駄になりますか。

問題がないと確かめられたこと自体が、安心して進めるための材料になります。取引や出資の前に、相手が語る会社が実像と合っていると分かる。それは判断を支える結果です。何が確認でき、何は確認できなかったかを、そのままご報告します。

相手の会社が気になったら、まずご相談ください。

登記で確かめられることは思うより多く、そこから現地でどこまで裏づけるかは、ご事情によって変わります。相手が語る会社の話を伺えば、どう確かめられるかをその場でお示しします。タイからでも日本からでも、同じ窓口でお受けします。バンコク・トンローに事務所があり、日本にいらっしゃるままご依頼いただけます。LINE・メール・お電話から、日本語で受け付けています。秘密は厳守します。

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