送金の先で何が起きていたか

タイ探偵

送金の先で何が起きていたか

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CASE

毎月の送金が、何に使われているのか

「主人の渡航が増えました。それに、毎月タイへ送金している明細を見つけてしまって」——50代の女性からのご相談でした。ご主人は東南アジアの企業と取引のある会社を経営されており、以前は半年に一度ほどだった渡航が、ここ数年は年に何度にも増えていました。

ご依頼者様が手にしておられたのは、ご自宅で見つけた送金の明細です。金額と、送金が続いている期間は分かっていました。分からなかったのは、それが何のための送金なのかという点です。取引先への支払いだと言われれば、そのようにも読めます。

お伝えしたのは、送金の記録そのものからは先に進めないということでした。銀行が持つ情報は、捜査機関の手続きを通じて開かれます。受け取った側が誰なのかを、そこから知る道はありません。確かめられるのは、ご主人が現地で何をしているかです。次の渡航が翌週に迫っていたので、その日程に合わせて着手しました。

本ページは実際にお受けしたご相談をもとに、ご依頼者様の許可を得て、個人および法人が特定されない形に改めて掲載しています。

01手元の記録から、何が確かめられるか

ご相談の出発点が金銭の記録である場合、そこから先は現地で確かめることになります。お手元の資料は、確認をどう組み立てるかを決める材料になります。

お手元の資料 現地で確かめること
送金の明細金額と時期が分かれば、いつ確認するかを決められます。 渡航の中身その時期の渡航先で、何をしているか。
渡航の記録出発日や滞在先が分かれば、日本での出発から追えます。 滞在の形どこに泊まり、誰と過ごしているか。
ご本人の説明取引先への支払いだ、といった話。 説明との照合その取引先を実際に訪問しているか。

お金がどこへ渡り、何に使われたかは、記録の側からは追えません。ですから読み取っていただくのは、渡航の中身のほうからです。今回もその形でお受けしました。

金銭の使途そのものについて、こちらから判断を申し上げることはありません。確認できた行動をご報告します。

02確認の経過

渡航は5日間の日程でした。ご依頼者様から出発日と便名を伺えていたため、日本での出発から帰国までを通して確認しています。

  1. 出発当日 日本での確認

    ご自宅を出られてから空港までを確認しました。単独で移動され、待ち合わせはありません。搭乗された便を特定し、現地での確認に引き継いでいます。

  2. 1日目 到着後の移動

    バンコクの空港に到着後、国内線に乗り継がれ、北部の都市へ向かわれました。取引先はバンコクにあると伺っていましたが、初日にバンコク市内で業務に関わる動きはありません。

  3. 1日目・夕方 向かった先

    空港から車で郊外へ移動され、集合住宅に入られました。玄関で女性が迎えに出ておられます。荷物をそのまま持って入られており、この場所に滞在される形でした。

  4. 2〜4日目 滞在中の様子

    この住まいを拠点に過ごされました。日中は二人で外出され、食事や買い物に立ち寄られています。滞在中、取引先とみられる訪問先や、業務上の面会と分かる場面は確認できませんでした。

  5. 5日目 帰国

    同じ住まいから空港へ向かわれ、バンコク経由で帰国されました。滞在中、他の場所に宿泊された場面はありません。

確認は公道および公開された場所から行っています。

03確認できたこと

5日間で確認できたのは、次の内容です。

  • 渡航先が、取引先のある都市ではなかったこと
  • 到着後すぐに郊外の集合住宅へ向かい、そこに滞在していたこと
  • その住まいに女性が住んでおり、滞在中は行動をともにしていたこと
  • 滞在中、業務上の面会と分かる場面がなかったこと
  • 帰国まで同じ住まいを拠点にしていたこと

送金との結びつきについて

ご相談の出発点は毎月の送金でした。ただ、報告書に書いたのは渡航先での行動だけです。送金と現地の生活が結びついているかどうかは、記録の側から追えないためです。

同居している方について

お名前も、経歴も、いつからの関係かも調べていません。周囲に尋ねれば分かることもありますが、聞き込みをすればご主人に伝わります。ご依頼は関係の有無を確かめることでしたので、そこで区切りました。

判断の材料としては足ります

取引のためと説明されていた渡航が、実際には別の場所で、別の過ごし方をされていた。この食い違いは事実として残ります。毎月の送金がその生活に関わるものかどうかは、ここから読み取っていただくことになります。

04報告と、その後

確認できた行動を時系列にまとめ、報告書としてお渡ししました。日本での出発、乗り継ぎと移動、滞在先、滞在中の行動、帰国まで。写真は撮影時刻と場所が分かる形で添付しています。

説明と行動の差が軸になります

この種のご依頼で報告書の軸になるのは、伝えられていた渡航の目的と、実際の行動との差です。今回でいえば、取引先のある都市に立ち寄らなかったこと、5日間とも同じ住まいだったこと。金額や送金については何も書いていません。

会社が絡む場合

ご主人が経営する会社の資金が関わるのでは、というお尋ねもいただきました。個人のご依頼として、法人の経理や取引の中身までは扱えません。会社の資産として整理が必要なら、法人としてのご依頼になります。ご相談の内容によって枠組みが変わりますので、まずお聞かせください。

日本で片がつく話です

タイでの出来事ですが、日本人同士の問題は結局は日本で片がつきます。報告書は日本語で、そのまま日本での話し合いに使える形で作成しています。日本の弁護士にお渡しになる場合も、追加の作業は要りません。

説明どおりだった、という結果もあります

同じように渡航に合わせて確認して、取引先を訪問し、業務で日程が埋まっていることが確認されて終わることもあります。送金についても、何も結びつかないまま終わることがあります。その場合も、確認できた行動をそのままご報告します。

FAQよくあるご質問

送金先が誰なのか、調べてもらえますか。

銀行が持つ口座の情報は、捜査機関の手続きを通じて開かれます。お手元の明細は、いつ確認するかを決める材料として使えます。確かめられるのは、渡航先でどう過ごしているかという行動のほうです。何が手がかりになりそうかは、資料を拝見すればお伝えできます。

相手が住んでいる部屋の名義を確認できますか。

タイの不動産の登記は、第三者が自由に引けるものではありません。ご報告できるのは、そこに誰が住み、誰が出入りしているかという外から見える範囲です。多くのご相談では、名義そのものより、こちらのほうが判断の材料になります。

会社のお金が使われている可能性がありますが、調べられますか。

個人のご依頼として、法人の経理や取引の中身までは扱えません。会社の資産として整理が必要なら、法人としてのご依頼という形になります。取引先や社内の調査は、専門サイト「タイ企業調査」でも承っています。まず状況をお聞かせください。

相手の女性の素性まで調べてもらえますか。

別のご依頼になります。お名前や経歴を確かめるには周囲に近づくことになり、ご主人に伝わる可能性が高くなります。関係の有無を確かめるだけなら、そこまで踏み込まずに済むことがほとんどです。必要になった段階でご相談ください。

お手元の記録から、何が確かめられるかをご説明します。

送金の明細や渡航の記録をお持ちであれば、それを起点に確認の組み立てができます。金融機関の情報を調べることはできませんが、渡航先で何が起きているかは確かめられます。何が確認できて何が確認できないのかをご説明したうえで、進めるかどうかをご判断いただけます。日本にいらっしゃるまま、LINE・メール・お電話でご相談いただけます。秘密は厳守します。

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